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中島らも

らもさんに、去年はハマった。



中島らも。2004年、50代にしてこの世を去った。



彼のエッセイ・コラムは深い。あらゆる事情や境遇、弱さダメさをせんぶ受け止めてなお、いーんだぜと包んでくれるようなそんな並ではない包容力きやられてしまう。


いろんな事があっただろう彼の行きてきた中から、彼は言葉を紡ぎだしている。



言葉にできんくらいの一生を生ききったらもさんが、時に酔いどれながら語るこの世の中の事、愛するものこと、死の事…




あー、願わくばこれからもらもの目で見て・感じた事を聞かせてほしかったと思わせるエッセイが多い。




わが葬儀

なるエッセイに溢れる淡々としていて潔いまでの死生感に私は心撃たれてしまった。




かと思えばお悩み相談室への愛情かつユーモア・時折でたらめな回答。



中島らもにしか出せない解を、時にやさしく時にいいかげんに見えるがしっかり受け止めて返す真摯さに、参ったのだ。





時には、バカげたとみえる質問にも真剣に解を導き出して落としどころを見付ける。そんな中島らもが好きだ。




老後は、もう書きものなんてしない、一日二合の酒をチビチビやり近所の子供を追い掛け回す「困ったじいさん」になると公言してた通りの変わり者ジジイになったらもさんをいつか見ていたかった。といっても、すべては「たら・れば」に過ぎない。




いなくなってから会いたい・読みたい人に出会うのは切ないものである。

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Posted by ハロハロハロ at 2010年01月04日   23:52
Comments( 0 ) 読書
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